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はじめに 都市ギャラリープロジェクトは、「都市を丸ごとギャラリー化し、芸術空間を創造する」というコンセプトのもとに立ち上げられたプロジェクトです。広島市立大学の学生が主導して、異なる知識・能力をもった多彩な集団を結びつけ、意欲をあおる芸術空間を創造し、広島の成長と発展に寄与します。 多くの人々と協力しながらアート作品を制作し、都市空間の中に展開します。それによって話題性を生み出し、人々をその地域に惹きつけることで、地域活性化を成し遂げたいと考えています。続き... 最新情報!! プロジェクト2: 5月末日をもちまして、「七色の軌跡 —つながる未来—」は終了いたしました。 ご協力いただき、ありがとうございました。 「七色の軌跡ーつながる未来ー」の主催者とプロジェクトにご支援いただいている皆様 主催 広島市立大学 都市ギャラリープロジェクトチーム Hiroshima City University City Gallery Project Team 特別後援 駐広島大韓民国総領事館 後援 広島市都市活性化局観光交流部 広島地下街開発株式会社 特別協賛 アシアナ航空株式会社 株式会社博英社 リンテック株式会社 協賛 イケダ株式会社 株式会社エコス 株式会社L S Holdings 株式会社OK4U 株式会社オフィスミツヒロ 島本総合司法書士法人 学校法人西京大學校 株式会社大韓ケーブル 株式會社東西旅行社 株式会社東洋E P 伯和グループ 広島韓国青年商工会 NPO法人 広島経済活性化推進倶楽部(KKC) 湯処 ふかわの湯 株式会社PLAN MOD 株式会社三宅 株式会社モルテン 山下江法律事務所 協力 ソウル啓星初等學校 広島市立幟町小学校 西京大學校の学生の皆さん (五十音順) Visiters 今日: - 昨日: - 合計: -
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名前 身長 成績(文) 成績(理) 成績(実) 属性 能力タイプ スキルタイプ 清秋 179cm A D B 光 平均 万能 志波 185cm D E A 物理 耐久 攻撃 綾鷹 180cm C C B 氷結 速力 攻撃 篠史 175cm A A E 疾風 魔力 攻撃 頼人 160cm B B F アナライズ なし 策敵 紘 173cm B C A 電撃 運 変化 彩葉 161cm D E A 物理 速力 攻撃 ナチ 178cm F F A+ 火炎 攻撃 攻撃 A:きわめて優秀 B:優秀 C:良好 D:平均 E:ギリギリ F:赤点。こんにちは追試
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補助魔法系 名前 消費MP 効果 アナライズ 2 敵解析 応援 1 士気力1~3 声援 2 士気力2~4 魔法シールド 5 1T魔法無効 マカラカーン 35 1T全体魔法反射 物理シールド 5 1T物理無効 状態異常系 名前 消費MP 効果 備考 プリンパ 3 単体混乱 魔力 マカジャマ 4 単体沈黙 魔力 ドルミナー 4 敵全体睡眠 魔力 マリンカリン 6 単体チャーム 魔力 能力アップ系 名前 消費MP 効果 備考 スクカジャ 6 味方全体速さアップ 能力ダウン系 名前 消費MP 効果 備考 タルンダ 6 全体攻撃力ダウン
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カガリ とは、【ポケットモンスター ルビー・サファイア】のキャラクター。 プロフィール 作品別 コメント プロフィール カガリ 他言語 別名義 カガリ 性別 女 手持ちポケモン 【バクーダ】 初登場 【ポケットモンスター ルビー・サファイア】 マグマ団の幹部の女性。 作品別 【ポケットモンスター ルビー・サファイア】 ルビーでは敵対する。 【ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア】 本作では紫髪で一人称は「ボク」。 主人公の性別問わず「アナライズしたい」、「エンゲイジしたい」と言う。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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前ページ次ページゼロの軌跡 第八話 別れの舞踏 ルイズの退学申請は滞りなくオールド・オスマンに受理された。 ただ一つ問題があったとすれば、それはオスマンの隠し切れない喜びと安堵の衝動であっただろう。 ルイズが彼の部屋を訪い陰気な読経を連想させる声に扉を開けば、オスマンは濁った魚のような目をして椅子に凭れ掛かっていた。 彼がルイズの話を聞くにつれてその目は煌々とした輝きを取り戻し、口ひげは反り返り、言葉は次第に暗い夜想曲から陽気な行進曲を連想させるものになった。 それには幾ばくかの不興を覚えずにはいられなかったルイズとレンだったが、自分達が彼にかけた心労がどれほどのものであるかを思えば逆に同情もしようかというものである。 後腐れなくこの学院を後に出来ることでもあるし、オスマンの祈りの言葉を有り難く受け取って二人は学院長室を辞した。 今夜にでも出立したい、今から準備をしようというルイズの提案により、二人はルイズの部屋へと向かう。 自身を過剰に飾り立てることを好まなかったルイズには然程の持ち物もなかった。 服は枚数こそ多くてもその種類は少なかった。十六歳の女の子にしては色気が足りないんじゃないかしらとレンがルイズをからかえば、 その顔に大人っぽい下着(だとルイズは思っている)が投げつけられて、そのまま二人ともお互いの着せ替えに夢中になった。 高価な魔道書だけでなく多くの書き込みがされた教科書、丁寧に書き取られたノートをレンは見つけた。 努力の人という、オスマンやコルベールから聞いたルイズの評価が間違いでなかったことを知る。 処分に困ったレンだったが、ルイズはそれを級友に惜しげもなく配り歩いた。 夕食後には整理も終わり、荷物を全て<パテル=マテル>に括り付ければそれで終わりだった。 杖も一本を残したのみで他は全て処分した。燃やされる杖を見ながらルイズは何を思ったのか。レンは焚き火の横にたたずむルイズの顔を盗み見たが、何も読み取ることは出来なかった。 その火も燃え尽きようかというときに、ルイズに四人の来客の姿があった。 キュルケ、タバサ、ギーシュ、コルベールらが思い思いの顔で立ち尽くしていた。 口火を切ったのは赤毛の少女だった。彼女の二つ名らしくない冷静さでルイズに問いかけた。 「どうして退学するの?ルイズ」 「ゼロの私がこの学院にいる意味はないでしょう。キュルケ」 今日まで忌避し続けてきたその言葉でルイズは返す。幾度となく侮蔑のために投げつけられたその言葉。 虚を突かれたキュルケだったが、ルイズの言葉に悪意も自嘲も含まれていないことを感じ取り言葉を重ねた。 「サモンサーヴァントは成功したじゃない。もうあなたはゼロではないわ」 「サモンサーヴァントだけよ。そしてそれすらも成功とは呼べないの。私は従属することを望まないものを召喚した。そして結果的にレンを傷つける契約までしてしまった」 沈黙の帳が夕闇の庭に降りた。今のキュルケにいつもの軽口を叩くことは出来ず、その白い喉に形をなさない言葉を遊ばせるだけだった。 「それでもこんなっ「それでもこの学院にいる意味が失われたわけではないだろう」」 キュルケを遮り話し始めたのはギーシュだった。 「この学院で学ぶことは魔法だけじゃない。 多くの友人を作ること。社会的な振る舞いや作法。そしてなにより貴族としての精神。それは今日君達が教えてくれたことだ」 「ええ、私は多くを学んだわ。 馬鹿にされることは辛い。無視され、嘲笑の的になるのは身を切り刻まれるよう。そうして覚えた痛みを他の人に味わって欲しくない。 そして貴族が平民をどう見ているか。 私達を支えてくれている平民の、その上で胡坐をかく連中のどれだけ多いこと。髪を掴み地べたに擦りつけ、そうやって下げられた頭を見て満足している奴等に私はなりたくはない」 ギーシュも二の句をつげなかった。それはまさしく今日の彼自身のことに他ならなかった。 「私はここで人であることの痛みを知った。私はメイジより貴族でありたい。なによりそのためには貴族としての責任や権利を知り、領民を理解しなくてはならないと思った。それにはこの学院よりヴァリエール領の方が相応しい。だから私は実家に帰るの」 「立派になりましたね、ミス・ヴァリエール」 「先生…」 コルベールは今まで見せたことのない表情でルイズを見つめていた。 「あなたのような優秀な生徒がいなくなるなんて、とてもとても悲しいことです」 寂しさ、一人の教師としての。 「魔法は使えなくとも、貴族としての精神は確かにあなたに宿っています。それはなによりも大事なことです」 誇り、同じ貴族としての。 「私にはそれが出来なかった。だから私の分まで。 お元気で、ミス・ヴァリエール」 後悔、過去に囚われた大人としての。 ルイズは深く深く感謝の言葉を紡いだ。 「今まで有難うございました。先生、コルベール先生」 最後にタバサがルイズとレンに歩み寄った。そして一言、心から祈りを贈った。 ルイズとレンもそれに続いた。 「この二人に始祖ブリミルの導きがあらんことを」 「この学院に始祖ブリミルの加護があらんことを」 「女神エイドスの光がこの世界を照らしますように」 四人が去り、場にはルイズとレンの二人だけ。既に月が真上に昇っている。 「そろそろ出発しましょうか、レン」 「ええ。<パテル=マテル>、お願い」 「まってくださーーいっ!」 <パテル=マテル>が激しい蒸気とバックファイアを出したとき、聞き覚えのある声と共にまろびでてくる人影があった。 白と黒のエプロンドレスを着た少女といえば心当たりは一人しかいなかった。 「どうしたの?シエスタ」 「いえ、あのっ、引き止めて申し訳ありません。ですが、昼間助けてもらったのにお礼も言えてなくて、明日言おうと思ったらもういなくなってしまうって聞いて。 ヴァリエール様、レンちゃん、本当に有難うございました」 そういえば、啖呵をきって和解して決闘して学院長室へ向かって部屋の整理して。他人の入り込む余地がなかったなと二人は思い返す。 ともかくも、シエスタの心遣いがルイズとレンにはただ嬉しかった。 「ヴァリエール領まで結構ありますし、お腹が空くと思ってお弁当作りました。何分時間がなくてたいした物は作れなかったのですが」 「有難う、喜んでいただくわ」 感謝を述べ、包みを渡し、別れの言葉を告げると、もうシエスタに二人を引き止める方法も理由もなくなった。 ルイズとレンは<パテル=マテル>に飛び乗る。 「あと…レンちゃん」 最後にシエスタはレンに語りかけた。 「レンちゃんと一緒にいた時間、短かったけれど、かわいい妹が出来たみたいで私本当に楽しかった。また、会おうね」 返答までには少しの空白があった。 シエスタの言葉に驚いて息を呑み、言うべき言葉を慌てて探したらこのくらいの時間になるだろうとルイズは思った。辺りは暗くてレンの横顔は確認出来なかったけれども。 「レンも楽しかったわ。色々わがまま言ってごめんなさい。今度会うときはシエスタお手製のデザートと紅茶お願いね」 「さあ、出発よ」 レンの掛け声で<パテル=マテル>は飛び立った。後方で次第に小さくなるトリステイン魔法学院。 それでも後ろを振り向き続けるルイズを思ってか、<パテル=マテル>は中空で動きを留めた。 「別に明日にしても構わないわよ、ルイズ?」 「…いいの、行きましょう。レン」 その時、炸裂音と共に暗闇に天高く一条の光が昇る。それは<パテル=マテル>よりも高く舞い上がり夜空に大輪の花を咲かせた。 「花火…」 辺りが色とりどりの炎に照らされる。北の塔近くで手を振る四人も、赤く青く白く黄色くその姿を浮き上がらせた。 「錬金で花火を造って打ち上げたんだわ。全くギーシュったら、こういうのは本命の女の子相手にやるものよ。キュルケはともかく、タバサとコルベール先生まで手伝って。 ねぇ、ルイズ。 …ルイズ?」 返事をしないのではなく出来ないのだと悟り、レンは四人に手を振り返す。 こういう時は素直に涙を見せてもいいのに。 その場の誰よりも本性を心の奥深くに、自分でも隠したことを知らずにいる少女は、そう思った。 午前一時の鐘、時計塔の上で風竜の嘶きが一度、高く鋭く響いて辺りは元の暗さと静けさを取り戻した。 <パテル=マテル>は再びその進路を北に向けた。 それからしばらく後、突然魔法学院に王女アンリエッタが訪れた。名目は学院の視察。 折から予定されていた使い魔の品評会も含めそれは無事に終わったが、学院に彼女の親友の姿はどこにもなかった。 確かにルイズは魔法が苦手だった。もしや使い魔を呼べなかったのではないか。 不安に思い、オスマンに問いただすと意外な事実がアンリエッタに示された。 「鉄のゴーレムと見たこともない魔法を操る少女を召喚して殺されそうになって、上級生との決闘の最中に和解して、立派な貴族になるために実家に帰った?」 アンリエッタの思考に思い切り急停止がかかる。 意味が分からなかった。 不可解で理不尽な事態、それに対するアンリエッタの怒りはオールド・オスマンの管理責任の糾弾という形で顕現した。サモンサーヴァントの危険性、生徒の素行に対する指導、学院で働く平民への接し方等々。 オスマンこそいい迷惑であった。裸に剥かれるわ、学院の一部は壊されるわ、王女に怒られるわ。 最も王女の怒りの大部分は、多少不純な動機から来るものがあるとはいえ、正当なものであったから、彼としても王女の雷を大人しく受けざるをえなかったが。 オスマンにひとしきり説教をたれたアンリエッタは案内された客室に引き取った。 ルイズに頼む予定だったアルビオンへの使い。その人選を考え直さねばならない。極秘の潜入作戦に必要な家柄、性格、能力と指を折って騎士やメイジの名を思い出していく。 しかし、王家の醜聞を扱える人間などそう多くいるはずもない。そう長くもない逡巡の後に机上のベルを鳴らす。やってきたメイドに一人の男の名前を告げ、ここに来るよう言付ける。 数分後、礼儀正しいノックの音があった。 「こんな夜分にご苦労様です、ミスタ・ワルド」 「姫様の護衛を任されておりますれば、いつ何時のお呼びであろうと参上仕ります。 して、一体どのようなご用件でしょうか」 翌朝、アルビオンへ向けて旅立つワルドをアンリエッタは部屋の窓から見送っていた。 最高の人選だろうと思う。彼以上にこの任務を任せられる人材は他にはいない。そう確信しているのに胸騒ぎがどうしても止まらないのだった。 ルイズがいてくれたらこんな心配はしなくても済んだだろうに。 その彼女からの便りも未だない。それが不安でもあり不満でもあった。 王宮に戻れば手紙が届いているかもしれないと彼女は立ち上がる。 去り際に馬車から魔法学院を返り見て、アンリエッタは始祖ブリミルに祈った。 皮肉なことに、この朝は平和への別れ、動乱の幕開けになるのだった。 前ページ次ページゼロの軌跡
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前ページ次ページゼロの軌跡 第九話 公爵令嬢のクエスト 「ひどい目にあったわ…」 「それはレンの台詞のはずよ、ルイズ」 「レンは楽しんでたじゃないの…」 ルイズの実家、ヴァリエール公爵家に二人が到着したのは朝方のこと。 愛娘が帰ってきたと喜んだのも束の間、まだ学院の休暇に入っていないことを思い出した一家は何があったかと慌ててルイズを出迎える。そこで彼らが見たものは、末娘と謎の少女と鉄のゴーレムだった。 「ただ今帰りました、お父様、お母様、お姉様。彼女は…私の親友のレン。このゴーレムは<パテル=マテル>」 一体何から聞けばいいのだろうと思い悩んだが、客人に礼を失することがあってはいけない。とりあえず朝食の席に同伴し事情を聞くことにしたのだが、開口一番ルイズの一言に食卓の一家は凍りついた。 「魔法学院を退学して領地経営の勉強をすることにしました」 順を追って話すことにしたルイズだったが、わずかに三十秒後、サモンサーヴァントのくだりで父ヴァリエール公爵が顔を真っ赤にしてレンに杖を向けた。姉カトレアが必死になだめて事なきを得たものの、 ルイズが全てを話し終えた後、今度は母カリンも幽鬼のように立ち上がりレンに決闘を申し込んだ。冷静に見えてその実、十二分に頭に血が上っていたらしい。レンは勿論その申し入れを快諾。 これにはカトレアも処置無しと天を仰ぎ、三人が庭で思う様戦っている間にルイズに詳しく話を聞くことにした。 戦いが終わり、疲れ果てた両親に姉妹は必死の説得を試みる。 それが功を奏したのか、はたまたあまりの事態に考えることをやめたのか定かではないが、どうにか両親はルイズの退学とレンを迎え入れることを認めたのだった。 「終わったことを気にしてはいけないわ、ルイズ。明日からはどうするの?」 「お父様に許可を貰えたから、とりあえずは町や村、色々な場所を視て周ろうと思うの。自分の家の領地だというのに、私はまだ何も知らないから。レンは一緒に来る?」 「そうね…気が向いたらついて行くわ」 それからルイズは毎日のように領内を飛び周った。 多くの場合はレンが一緒だったが、<パテル=マテル>はしばしばその姿を見せなかった。 <パテル=マテル>を一体何のために自律行動させているのかと不思議に思いレンに尋ねてみれば、元の世界に帰る手がかりを探させているという答えが返ってきた。 遠く離れてもスタンドアロンでそこまで高度な行動出来ることに驚きながらも、ルイズはレンに協力を申し入れる。 レンがリベールへの帰還を望んでいるのなら、召喚主であるルイズがそれを手伝うべきだろう。必要ならヴァリエール家の力を借りることになっても構わない。 そう思ったがルイズの助力はやんわりと拒絶された。 「トリステインの人はもし手がかりを見つけてもそれとわからないと思うわ」 それを聞いて自分の力が及ばないことに歯噛みする。 一緒に旅をすればレンについて何か分かるかも知れない。彼女を救うために出来ることはまだあるかもしれない。ルイズはそんな祈りにも似た思いを抱いて、馬を走らせた。 「徴税官が不当な税を取り立てているかもしれないっていうこと?」 「はい。アンリエッタ様の天領よりも税は一割重うございます。隣の街、あそこはうちと同じくヴァリエール領ですが、そこと比べても五分多く税を支払っております」 「妙ね…すぐにお父様に言って綿密な調査を行うわ」 「ヴァリエール家のご令嬢の口添えがあるとは…本当に有難うございます」 領内を回っているうちに、二人は多くの出来事に遭遇した。 「山に凶暴なオウガが棲みついたらしいわね」 「このままではおちおち山に入ることが出来ません。軍や騎士団も頼りになりませんし、猟兵に頼むようなお金もうちの村にはないのです」 「うふふ、ここはレンの出番ね」 「一体何を…あなたのような可愛らしいお嬢さんが立ち向かえる相手ではありませんぞ」 「まあ見てなさい。来て!<パテル=マテル>」 地に足をつけて暮らしている平民と直に話し、悩みを訴えを聞く。 「農作業に必要な風車が壊れてしまいました。ルイズ様はメイジでいらっしゃいます。どうか風車を直していただけませんか?」 「え、いや、その…私は土メイジじゃないから…。ギーシュでも連れて来れればよかったんだけど」 「ああ、これでは畑に水をやることも出来ません。私らはどうすれば」 「少し風車を見せてもらうわよ… なによ、全然簡単な機構じゃない。今レンが設計図を書いてあげるから、その通りに作り直しなさい」 それはルイズにとってもレンにとっても初めての経験で。 「マスター、何か冷たい飲み物を…って、一体この騒ぎはなんなのよ」 「真昼間から大の男二人が酔っ払って大喧嘩さ。全くいい迷惑だよ」 「ワインを飲み過ぎたこの前のルイズにそっくりね」 「レンだって顔真っ赤にして介抱されてたじゃないの…。私が説得してくるわ」 「頼んだよ、お嬢ちゃん」 「ちょっと、そろそろ落ち着きなさいよ」 「「黙ってろ、小僧!」」 「こぞっ…アンロック!!」 「更に滅茶苦茶にしてどうするのよ、ルイズ」 奇しくもそれは、エステルがヨシュアと遊撃士としての旅をしたのに似ていた。 「エステルもこうやって旅をしていたのかしら」 「どうしたの、レン?」 問題を解決したあとはそのまま祝宴にもつれこむことがしばしばだった。無論、功労者であるルイズとレンがそれに参加しないということを周りの人間が認めるはずもなく、毎回村や町をあげての狂乱に巻き込まれるのだった。 お世辞にも上品とはいえない宴だったが、二人には物珍しく楽しいものであった。 とはいうものの、毎回夜遅くまで酔っ払いに絡まれるのもひどく疲れることだったから、酔いを醒まそうと二人で外を散歩していた。 「リベールには遊撃士っていう仕事があってね、今の私達みたいに民間人の問題、遊撃士はクエストってよぶらしいんだけど、それを解決するの。 国家や軍に対しては中立で、民間人のために活動するんだって」 「そのエステルっていう人も遊撃士だったのね」 「そうね、新米でまだまだ弱かったけど」 今までレンは自分とその周りの人間のことを殆ど語らなかった。リベールの文化やちょっとした機械工学などあたりさわりのないことしか話そうとしなかったのだ。 これはレンのことを知るいいチャンスかも知れないとルイズは意気込んだ。もしかしたらレンを救うためのその手がかりが掴めるかも知れない。 「ルイズみたいに思い立ったらすぐ行動する人だったわ。本当にお人よしで自分の事は顧みないで、困った人を見ると助けないではいられなかった。<身喰らう蛇>にいた犯罪者の私を引き取ろうとするくらいのお馬鹿さん。 エステルがそんなことを言うものだから、結局レンは組織には戻らないであちこちを旅していたの。意思もなく意味もなく」 空に白く輝く月を眺めながら、レンは独り言のように話し続けた。 「エステルの恋人のヨシュアはね、今はエステルと遊撃士をしているけどヨシュアは昔、レンと同じで組織の執行者だったの。私を拾ってくれるように組織に頼んだのがヨシュアだったらしいわ」 だからエステルとヨシュアがいなければ、私はここにいなかったかもしれない。 そうレンは、少しだけ、淋しそうにつぶやいた。 頭を振って、視線をルイズに戻す。 「お酒はダメね。あてられて、しゃべりすぎてしまったわ。忘れてちょうだい」 「そんなことないわ、もっと話して欲しい。私はレンのことをもっと知りたいの」 「あらあら、エステルと同じことを言うのね」 レンはルイズに笑いかけて踵を返した。 それは、これ以上は話さないという明確な意思表示だった。 「そろそろ寒くなってきたわ。部屋に戻りましょう、ルイズ」 その夜、ルイズはベッドの中で延々とその思考を巡らせていた。 数週間もの間寝食を同じにして、それでもルイズはまだレンを包む闇の、その断片すらも手にしてはいなかった。 レンはいつでも余裕たっぷりにその類稀なる頭脳と力を振るっていた。<身喰らう蛇>で身につけたその異才は、常にレンを覆い隠していた。 ルイズがいくらレンを見つめても、圧倒的なまでの力量の差で、その内実はようとして窺い知れなかった。 ルイズがレンの心の深奥の一端にかけたのはただの一度きり。サモンサーヴァントの際にレンに絞め殺されそうになった時のその、人がお互いの心に触れるにはあまりにもわずかな瞬き。 それ以来レンは片時も、執行者『レン』としての仮面を外してはいない。 これはレンに対する侮辱なのだろう、と思いながらもルイズは願わずにはいられなかった。 小さい子供は暖かく大きな手に守られて、何も思い悩むことなくただただ笑っていられれば、それでいいはずなのだ。その心を引き裂くような痛みを強要し、彼女の世界を閉ざす権利など神だって持っていない。 いや、あってはいけないのだ。 それでも、この世界は冷たいばかりではない。姉様やキュルケやギーシュや、この旅で出会った多くの人達のように、レンにも優しく接してくれる世界がある。 ならば、いつか『レン』が本当の自分を取り戻して、ただの稚く優しい少女として、一人のレンとして生きられる日が来ますように。 「そして、出来れば私が、その力になれますように」 その言葉が隣で寝ているレンに届いたかどうか。 そのままルイズは眠りに落ちていった。 「ルイズに手紙が来ていますよ。シエスタって方から」 「シエスタから?一体何かしら」 久しぶりにヴァリエール家に戻ったルイズとレンはシエスタからの手紙を受け取った。 「ルイズもたまには学院に紅茶でも飲みに来ませんかって、お茶会のお誘いかしら」 「…半分は当たりよ」 半分?と首をかしげたレンに、ルイズは便箋を差し出す。 「シエスタの実家、タルブ村っていうらしいんだけど。休暇が取れたから遊びに来てくださいだって」 「それは素敵ね、行きたいわ。いいでしょう、ルイズ」 「勿論よ、早速準備しなきゃ。ちいねえさま、というわけですので少し出かけてきます」 一時間後、カトレアに見送られてルイズとレンはタルブ村へと飛び立っていった。 前ページ次ページゼロの軌跡
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前ページ次ページゼロの軌跡 第十二話 貴族と平民 「なんですって!?レコン・キスタが?」 「なんでも、和平条約の締結のために派遣された軍使節が攻撃を仕掛けてきたらしくて、そのままこっちに向かってるそうです」 ルイズとレンもレコン・キスタの話は各地で耳にしていた。 聖地回復を目指すという、なんとも胡散臭い連中だと思ったがまさかトリステインにまで攻めて来るとは思わなかった。アルビオン王家が滅んだと聞いたときはただの内乱のようだったのだが。 「軍の到着は何時ぐらいになるの?レコン・キスタの勢力はどれくらい?攻めてくるまでの時間の余裕は?」 「え、えっと、軍は早くてもあとは半日はかかるそうです。敵の兵力は大体五千とか。もう数時間ほどでレコン・キスタはこのタルブ村までやってくるって」 どうしましょう、と震えるシエスタをなだめ、ルイズは急いで村の人間を集めるように指示する。 それを受けてシエスタが出て行ったのを確かめるとレンはルイズに問いかけた。 「どうするつもり?」 「戦えない女性と子供はすぐに村から脱出させるわ。レンと<パテル=マテル>はその人達を守るためについていって欲しいの」 「ルイズはどうするのかって聞いてるのよ!」 苛立ちを隠そうともせずに、レンは声を荒げた。彼女がここまで怒りを見せるのはサモンサーヴァント以来の事だった。 「タルブを抜かれたら王都までレコン・キスタを防ぐことは出来ないのよ。ここで少しでも時間を稼ぐわ」 「正気!?防ぐ為の兵力は?体制を整える時間は?篭って戦えるような要害は? この状況でルイズ一人で何が出来るっていうのよ」 「一人じゃないわ。タルブと近くの村から義勇兵を募る。二百くらいは集まるでしょう」 「空からの精鋭五千と地上の民兵数百。勝負になるはずがないじゃない」 レンは近くにあった机を力任せに殴りつけた。木で簡易に組まれただけのそれは容易にひしゃげて床に転がった。折れて跳ねた二本の足がルイズとレンの足にぶつかって止まる。 レンには始めから分かっていたのだ。ルイズがここに踏みとどまるであろう事が。そして、ルイズが決して意志を曲げようとしない事も。 それでも、無駄と知りながらレンは説得を放棄することが出来なかったのだ。 「少し時間を稼げばアンリエッタ様が軍を派遣してくださるわ。それまで持ちこたえればいいの」 「最低でも半日かかるのに、このままじゃ一時間耐え切れればいい方よ。それに王国軍が来たところで勝てる保証は何もないわ」 「レコン・キスタの進軍が少し遅れるかもしれないし、増援が早く来るかもしれない。その増援は空軍に対抗できるような戦力を保持しているのかも。 そうやって要素が積み重なれば、まだ賽の目はどちらに転ぶか分からない。でも私がここで退けば万に一つの勝ち目も失う。 私はトリステインの貴族なの。民と国を見捨てるような真似は絶対に出来ない。命を天秤に掛けるようなら、私は貴族としての道を永遠に失ってしまう。それは死ぬことより辛いことだわ。 私を怒ってくれてとても嬉しかった。でも…ごめんなさい。レン」 レンはそれ以上反駁できなかった。ルイズもレンもお互いにどうしようもなく正しかったからだ。 ルイズは自国とその民を守らんとした貴族であろうとしたのだし、レンもまたそれを是としていた。 自己の保身でなく、国と民の為に己を捧げる。それが真に正しい貴族の道だとルイズは信じて行動しているし、その信念を認めたからこそレンも今までルイズと行動を共にしてきた。 だがその決意は今ルイズの、文字通り必死の反抗作戦という形で顕れて、レンにはそれを認めることが出来なかった。それしか方法がないことを理解しながら、感情はそれを頑なに拒んだ。 きっとそれはレンにとってルイズの存在が欠けてはならないものになったからで、だからルイズはレンに感謝したのだ。 本来レンにとってルイズは憎んで然るべき存在のはずだった。レンを元の世界から引き剥がすように召喚し、親のように慕っている<パテル=マテル>と契約した。 ルイズが衣食住を提供しているといっても、レンほどの異能があればこの世界で不自由することはあるはずもない。ルイズが成し得て、レンに成し得ない事は何一つない。 畢竟、互いの存在を必要としていたのはルイズであって、レンではないはずだった。 それでも今こうしてレンはルイズを求めてくれている。死地に向かうルイズを引き止め、翻意させようとしてくれている。日頃は決して見せない激情を露にして。 それがルイズには堪らなく嬉しくて、そしてもうレンに応える事が出来ないのが悲しくも申し訳なかった。 ルイズが窓に視線をやると、心配そうに顔を覗かせる<パテル=マテル>がそこにいた。 私が死ねば、本当に<パテル=マテル>をレンに返すことが出来る。きっと胸のルーンも消えるだろう。 そう思うと沈みがちな気分も少しだけ楽になったように、ルイズには感じられた。 「ルイズの大馬鹿…」 長い沈黙の後、硬く握った拳を力なく下ろして、レンはただそれだけをつぶやく。 それすらも親愛の情であるようにルイズには思えた。 レンはそのまま走って部屋を出て行く。その後姿を追いかけて抱きとめたい衝動に駆られたが、それは許されることではなかった。 顔に疑問符を貼り付けたシエスタが呼びに来るまで、ルイズは杖を握り締めて立ち尽くしていた。 「本当にここに残るんですか?」 「そうよ、危ないからシエスタも早く避難しなさい」 「駄目です!敵いっこありません!」 持てるだけの金品と多少の食料を積み、ありったけの台車を数珠に繋いで<パテル=マテル>に括り付ければ女子供の避難はすぐにも始まるはずだった。 が、ルイズが残ることを聞いたシエスタが、ルイズも連れて行こうと必死にわめき散らした。 説得しても埒が開かない、今は一秒でも時間が惜しいと説得を諦めてルイズは男達に声をかける。 「ルイズ様を置いて行けな、ちょっとどこ触ってるんですか!離して、はーなーしーてー!」 「ミス・レン、おまたせしやした。出発してください。こいつらをよろしく頼んます」 シエスタを出来るだけ優しく荷台に投げ込む。なおも這い出ようとするシエスタの頭を押さえつけて、男達は発進許可を出した。 レンは一つ首肯し、<パテル=マテル>は轟音を上げて動き出した。 猛スピードで引き摺られ激しく揺れる台車。乗り心地は最悪だろうが、しばらくは我慢してもらう他ない。 多少の吐き気で命が買えるなら安いもの。あの様子なら戦闘が始まる前に十分安全な場所まで逃げることだろう。 「本当によかったんですかい?ヴァリエールさま。今ならまだ間に合いますぜ」 「…いいのよ。私が選んだ道だもの。今更違えることなんて出来ない。 さあ、忙しくなるわよ。隣の村から人が来たら、村の入り口と広場にバリを組んで。ありったけの武器と弾薬をかき集めるのも忘れないように」 最後まで、ルイズとレンは言葉を交わさなかった。 「いてて…あの親父、乙女の柔肌に傷が残ったらどうするつもりよ。次会ったらハシバミ草のサラダ山盛りにして出してやるんだから」 痛むお尻をさすってシエスタがやっと起き上がる。しかし、疾走する台車の上でバランスを失って彼女は再び倒れこんだ。心配する声が周りから上がったが、今はそんなことを気にしてはいられない。 台車から台車へ、危なっかしい足取りながらも跳んで渡り、<パテル=マテル>のすぐ後ろ、先頭の車のそのへりに片足を掛けて立ち上がった。 「ちょっと、シエスタ、何をやってるの。危ないから座ってなさい!」 「座りません!ここで私を下ろしてください!」 慌てたレンから叱責が飛ぶが、シエスタは怖じずに叫び返した。 その様子に少しだけ速度が落ちる。 「車から落ちたらどうするのよ。そのまま挽き肉になりたいの!?」 「だったら止めてください。私は戻ります。ルイズ様を残したまま逃げるなんて私には出来ません!」 「意地を張らないで、シエスタ。あなたを帰すわけにはいかないの。わかるでしょう」 「わかりません!わかりたくもありません!レンちゃん。 いえ、レン!」 出会ってから初めて、シエスタが敬語を崩した。怒りに震えて、彼女は叫ぶ。 「ルイズ様は貴族として、命を懸けて守ろうとして下さっています。タルブ村を。あの人には縁もゆかりもない、私達の故郷を。 あの状況下ではたとえ逃げ出したところで、それは罪にもならなければ恥に値することでもないはずです。なのに、国と民を守る貴族であるという、ただその一つの理由で、ルイズ様は残ったんです。 おそらく戦闘と呼べるようなものにさえならないでしょう。それでも、ルイズ様は己の使命から目をそらすようなことはしませんでした」 慟哭にも似たその言葉。いや、確かにシエスタは涙を流していた。 レンは指一本動かそうとしない。動かせないのかもしれなかった。 まばたきもせずにいるレンを睨みつけてシエスタは続けた。 「平民とは何ですか?ただ貴族に管理されるだけの存在ですか? 常日頃は貴族にその実りを貢ぎ、危機が迫れば目を閉じて耳を塞いで貴族の保護を待つ、飼い犬のようにあればいいのですか? そうやって思考を放棄して、精神を依存し、肉体だけをいうままに行使していれば、平民は幸せになれるのですか? 違います!それは絶対に違います! この国にあって貴族と平民は不可分の存在のはずです。平民は大地を閨としてその恵みを国中に分け与え、貴族は法と権を持って内憂と外患から国と民を守る。それがあるべき姿なのではないですか? 私達がタルブ村とルイズ様を見捨てて逃げ出すということがどういうことか。 このまま逃げ出せば、私達は一生、国にも、貴族にも、他の民にも顔向けが出来ません。 二度とこのトリステインを母国と呼ぶことは出来ません。タルブ村を故郷だと想うことも出来ず、私達の心は彷徨うだけです。 罪を犯しても真に私たちが罰されることはなく、災厄にあって手を差し出されても決して救われることはありません。 私達はトリステインの民です。それは誰にも捻じ曲げることの出来ない絶対の条理です。たとえ、女王であっても、始祖ブリミルであっても。 だから、私を下ろしなさい。レン」 その言葉に、座って聞いていた他の女性達も一斉に立ち上がった。 目にシエスタと同じ決意をたたえていない者は一人としていなかった。 「…どうしてシエスタもルイズと同じ事を言うのよ」 「そんなの決まってます。ルイズ様はトリステインの貴族で、私はトリステインの民だからです。 それ以外に一体どんな理由がありますか」 泣きはらした、それでも満面の笑みでシエスタは言った。 しばしの沈黙。たっぷり三百メイルは走った後にレンはようやく口を開いた。 「ここで止めることはできないわ。速度を上げるわよ」 「レン!」 「そうでもしないと、この後村に戻れないでしょう」 前を向き、表情を隠してレンは言った。 「台車一台に乗る人数だけよ。それ以上はなんと言われてもお断りだから」 その頃トリステイン魔法学院では、コルベールが雑談を交えてオスマンに研究の報告を終え、部屋に戻ろうとしていた。 研究費の増額がうやむやにされ、生活費を切り詰める算段をしながらも、先ほどのオスマンとの会話を反芻していた。 「…らしく、ミス・ヴァリエールとミス・レンは上手くやっているようです」 「ふむ、とりあえずは一安心といったところじゃな。あれがガリアなんぞの手に渡ったらどうなることかと肝を冷やしておったが」 「ミス・レンは正義の徒ではありませんが、醜い振る舞いを、特に貴族のそれを嫌っているようです。ミス・ヴァリエールの人となりであれば問題はないかと」 「ミス・ヴァリエールか…。魔法など、貴族として生きるには必要がないということかの」 ついたため息は安堵かそれとも別の何かか、オスマンは話を変える。 「ところでコルベール君、これは座興なのじゃが、もし彼女らと敵対したら、君ならどうやってあの<パテル=マテル>を打倒するかね?」 「いきなり何をおっしゃるのですか、オールド・オスマン」 そう笑おうとしたコルベールだったが、口調とは正反対にオスマンの目は笑ってはいなかった。 それを受けてコルベールは差し込む光にその頭を輝かせて考え込む。 「…これは非常に不愉快な答えではありますが。ミス・レンを人質にとるというのは」 「大鎌を自在に操り、見知らぬ魔法を行使する彼女をかね?ほんの少しでも手間取れば<パテル=マテル>が文字通り飛んでくるのじゃぞ。 しかも、もしミス・レンが死んだとしてもあれが行動不能になる保証はどこにもない」 「では手詰まりです。正直に言って、あれに対抗できるような手段が思いつきません」 「わしも同感じゃ。それはつまり裏を返せば」 オスマンは手元の砂時計をひっくり返す。砂代わりの秘薬がさらさらと下に零れていく。 時計の中には大粒のガラス球が上下に一つずつ入っている。やがて数分が経ち、ガラス球は完全に白い顆粒に覆われて見えなくなった。 「ミス・レンと<パテル=マテル>を打倒するものがあるとするならば、それはただ一つ。圧倒的な物量しかあるまい」 気分を変えようと、コルベールは部屋に戻る前にヴェストリの広場へと足を向けた。 ここで決闘があったのも随分と前のことであったから、広場は既に美しい景観を取り戻していた。和みながらも一抹の寂しさを覚える彼の視界に、ロングビルと三人の生徒が話しているのが見える。 そのうちにコルベールの姿を認めたのか、彼らはコルベールの元に駆け寄ってきた。 あの夜、ルイズとレンを見送ったキュルケ、タバサ、ギーシュの三人だった。 前ページ次ページゼロの軌跡
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ラプチャ 消費MP 17 リチャージ 7ターン 習得 夢の指輪(エルズリー等) ラルスのファシネイトキッスとほぼ同じ性能。 ファル・ラプチャ習得前はファシネイトキッスの補助としてそこそこ使える。 魔王城のジャバウォック達に使うと大分楽になる。 同じ「恍惚」でも、ファシネイトキッスとは微妙に異なる。快感を与えても回復しないことがある。 アナライズで恍惚無効と表示される相手にも効くことがある。 甘い言葉で会話できる。 ファシネイトキッスに比べて成功率がやや低い?
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真・女神転生TRPG~魔都東京200X~ キャラクターシート 名前 7代目葛葉アオイ PL 電波王 年齢 20 性別 女 種族 人間 カバー 退魔師 瞳の色 黒(実は赤。カラコン使用) 髪の色 黒(実は白。染めている) 肌の色 白(化粧である程度誤魔化しているが、アルビノ) 身長 144.5cm 体重 42kg 背景1 退魔師/コネ:姫宮菊枝 背景2 心身の障害/コネ:葛の葉 LV 10 EXP 1000(NEXT:1331) 属性評価 ライト ロウ ニュートラル ダーク カオス ヒーホー 覚醒段階 クラス クラス・スタイル Ⅰ異能者 魔術師 情報(捜査) Ⅱ覚醒者 式神使い 召喚 Ⅲ超人 神族勢力 神族アーキタイプ 神族クラス 力 魔 体 速 運 能力値 2 14 5 4 5 判定値 20% 80% 35% 30% 35% 格闘威力 12+1d10 魔法威力 24+1d10 射撃威力 4+1d10 基本防御点 5 物理防御点 30 魔法防御点 21 イニシアティブ 9+1d10 回避判定 14+5% 会話判定 30+5% 命運 6 HP(倍率4) 60 MP(倍率2) 48 名称 部位 物防 魔防 特記事項 全身 ドルフィンヘルム 頭部 5 7 「神経に強い」を得る ジュエリーカフス 腕部 1 3 ■会話強化(5)で会話判定値+5% ファイアガード 胴部 13 0 「火炎に強い」を得る スカイヒール 脚部 3 2 イニシアチブ+2、■回避強化で回避+5% 宇宙意志のリング 装飾 0 1 ■宝探しを得る コミュニケーションプレイヤー 装飾 3 3 ■COMPを得る 合計 25 16 回復判定値 35% 相性 破魔無効、火炎に強い、神経に強い バッド・ステータス 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■素手攻撃 格闘攻撃 なし 前1 力 0 20% 格闘 0 剣 ■ベレッタM92F ピストル なし 1 速 10 40% 射撃 17 21 ガン 装弾数15 ■ スキル 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■ディア 回復魔法 3MP 1 自動 魔法 10 34 なし HPを回復 ■アギ3 攻撃魔法 3MP 1 魔 0 80% 魔法 25 49 火炎 判定値の1/5でクリティカル ■悪魔召喚 即時効果 命運1 自身 自動 仲魔を1体呼び出す。ターン一回使用可能。同時に呼び出しておけるのは1体まで ■アナライズ3 情報収集 1 運 10 45% レベル 0 10 戦闘中は自動成功、ボスには無効。判定値の1/5でクリティカルする ■カードハント 即時効果 命運1 1 自動 悪魔を倒した時に使用。対象のカードを得る 以下、アイテムによるスキル ■宝探し 即時効果 なし なし 運 35% アイテムのドロップ判定を運で行える ■ヒロえもん 自動効果 なし なし 自動 レベルアップ時のギフトと、アイテムドロップが判定値の1/5でクリティカルし、マルチアクション可能になる 消費型アイテム 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 その他アイテム名 備考 エアロスのカード 1 アーシーズのカード 1 ヒロえもん COMPのサブアプリ マッカ マグネタイト フォルマ 絆・コミュニティ 貢献ポイント 承認レベル 備考 クズノハ 20 2 姫宮菊枝 10 1 その他設定など 退魔組織「クズノハ」に所属する若き女退魔師。 封魔管、と呼ばれるクズノハ独自のアイテムとCOMPを併用して悪魔の召喚/使役を行う。 化粧やカラーコンタクトなどで誤魔化して居るが、生来のアルビノであり長くは生きられないだろう、と言われている。 この出自から、物事に関する感情移入が苦手になってしまい、ともすれば冷たい印象を与えがち。 能力的には、火力支援から回復まで幅広くこなすオールラウンダー(悪く言えば器用貧乏)である。 成長履歴 LV 覚醒Ⅰ 覚醒Ⅱ 覚醒Ⅲ 0 ディア 1 アギ 悪魔召喚 3 アナライズ アナライズ2 5 アギ2 7 アギ3 カードハント 10 アナライズ3 13 15 初期装備 武器:ベレッタM92F、ベレッタM92F(900マッカで売却) 頭部:ドルフィンヘルム 腕部:ジュエリーカフス 胴部:ファイアガード 脚部:スカイヒール 装飾:宇宙意志のリング 装飾:コミュニケーション・プレイヤー その他:見返しの鐘×2(1050×2マッカで売却)、ヒロえもん(2000マッカで購入) 初期所持金:2000 初級マガタマ: 追加コネ: -------------------------------------------------------- 以下、仲魔用 名前 アーシーズ 使役者 葛葉アオイ LV 9 属性 ライト/ニュートラル 神族勢力 神族アーキタイプ 神族クラス 精霊 力 魔 体 速 運 能力値 11 5 11 4 5 判定値 64% 34% 64% 29% 34% 格闘威力 20+1d10 魔法威力 14+1d10 射撃威力 4+1d10 基本防御点 11 物理防御点 20 魔法防御点 20 イニシアティブ 6+1d10 回避判定 14% 会話判定 30% 命運 なし HP(倍率6) 120 MP(倍率3) なし 回復判定値 64% 相性 破魔無効、呪殺無効、衝撃に弱い バッド・ステータス 石化無効 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■素手攻撃 格闘攻撃 なし 前1 力 0 64% 格闘 0 20 剣 ■ ■ スキル 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■正拳 格闘攻撃 5HP 前1 力 0 64% 格闘 10 30 剣 クリティカル時、ダメージ3倍 ■タルカジャ 支援魔法 12MP 全体 自動 格闘・射撃威力+1d10 ■ディア 支援魔法 3MP 1 自動 魔法 10 24 HP回復 ■スクカジャ 支援魔法 12MP 全体 自動 全ての判定値+1d10 ■ラクカジャ 支援魔法 12MP 全体 自動 物理・魔法防御点+1d10 -------------------------------------------------------- 名前 エアロス 使役者 葛葉アオイ LV 10 属性 ライト/ニュートラル 神族勢力 神族アーキタイプ 神族クラス 精霊 力 魔 体 速 運 能力値 6 11 4 12 6 判定値 40% 65 % 30% 70% 40% 格闘威力 16+1d10 魔法威力 21+1d10 射撃威力 12+1d10 基本防御点 4 物理防御点 14 魔法防御点 14 イニシアティブ 11+1d10 回避判定 22% 会話判定 32% 命運 なし HP(倍率6) 84 MP(倍率3) なし 回復判定値 30% 相性 衝撃に強い バッド・ステータス 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■素手攻撃 格闘攻撃 なし 前1 力 0 40% 格闘 0 16 剣 ■ ■ スキル 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■ザン 魔法攻撃 3MP 1 魔 0 65% 魔法 10 31 衝撃 STONEの場合、即死50% ■マハザン 魔法攻撃 8MP 1列 魔 0 65% 魔法 5 26 衝撃 STONEの場合、即死30% ■ザンマ 魔法攻撃 8MP 1 魔 0 65% 魔法 30 51 衝撃 STONEの場合、即死50% ■マカンダ 支援魔法 12MP 全体 自動 魔法威力を1d10低下 ■パララディ 支援魔法 5MP 1 自動 PALYZE治療 ■パトラ 支援魔法 5MP 1 自動 BIND、SLEEP、PANIC、HAPPY治療 -------------------------------------------------------- 名前 使役者 葛葉アオイ LV 属性 神族勢力 神族アーキタイプ 神族クラス 力 魔 体 速 運 能力値 判定値 % % % % % 格闘威力 +1d10 魔法威力 +1d10 射撃威力 +1d10 基本防御点 物理防御点 魔法防御点 イニシアティブ +1d10 回避判定 % 会話判定 % 命運 HP(倍率 ) MP(倍率 ) 回復判定値 % 相性 バッド・ステータス 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果 ■素手攻撃 格闘攻撃 なし 前1 力 % 格闘 0 ■ ■ スキル 名称 種別 コスト 対象 判定 修正 合計 基威 修正 合計 相性 効果
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